トロント日本映画祭が6月に10周年を迎えます!
今年10周年を迎えた日系文化会館主催のトロント日本映画祭(TJFF)は、2021年6月5日から6月27日までオンラインで開催されます。TJFFは日本映画の祭典としては世界でも最大級の映画祭に成長しました。
北米プレミア、カナダプレミアの作品は、時代小説を映画化した角川春樹監督の「みをつくし料理帖」、自身もボクシング歴30年の吉田恵輔監督によるボクサーたちの青春を描いた「BLUE/ブルー」、本木克英監督の米騒動に基づく痛快エンタテインメント「大コメ騒動」、芥川賞&文学賞のW受賞作を田中裕子主演で映画化した沖田修一監督の「おらおらでひとりいぐも」、80年代に連載された伝説のつっぱり漫画をまさかの映画化、「今日から俺は!!劇場版」(福田雄一監督)そして、活弁士を題材とした周防正行監督5年ぶりの新作「カツベン!」となります。
今年は女性監督の作品も多く揃えています。のんが脳内相談役とおしゃべりしながらおひとり様ライフを満喫するOLを演じて東京国際映画祭で観客賞を受賞した、大九明子監督の「私をくいとめて」、西川美和監督と役所広司がタッグを組み、「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督からも絶賛された「すばらしき世界」、特別養子縁組を迎えた夫婦を題材に、カンヌ国際映画祭常連の河瀨直美監督によるヒューマンミステリー「朝が来る」、「源氏物語」の世界にタイムスリップした若者を描いた黒木瞳監督の「十二単衣を着た悪魔」と、4本の素晴らしい女性映画監督による作品を上映できることをTJFFは光栄に思います。
選りすぐりのドキュメンタリーは、力士たちの生き様を迫力の映像で描いた「相撲道 サムライを継ぐ者たち」(坂田栄治監督)、国連での感動のスピーチが世界中で話題を呼び、日本では絵本化もされたウルグアイ元大統領ムヒカと日本の接点を描いた「ムヒカ世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」(田部井一真監督)、1964年に撮影された幻のドキュメンタリー「東京パラリンピック愛と栄光の祭典」(渡辺公夫監督)の3作品です。
そのほか、堤真一と石田ゆり子が夫婦を演じた、堤幸彦監督によるサスペンスドラマ「望み」、藤井道人監督が3つの時代を生きるヤクザたちを描いた「ヤクザと家族 The Family」、今泉力哉監督x成田凌主演の大ヒット恋愛映画「愛がなんだ」、気鋭のインド人映画監督による衝撃作「コントラKONTORA」(アンシュル・チョウハン監督)、自転車競技部を描いた大人気漫画を映画化した「弱虫ペダル」(三木康一郎監督)、給食スペクタクルコメディ「劇場版 おいしい給食 Final Battle」(綾部真弥監督)、行定勲監督がメガホンを取った成田凌x大倉忠義主演のBL映画「窮鼠はチーズの夢を見る」、富司純子xシム・ウンギョンx鈴木京香xチャン・チェン豪華俳優陣で命の美しさと儚さを紡ぎ出した「椿の庭」(上田義彦監督)、清原果耶が映画初出演を果たしたファンタジードラマ「宇宙でいちばんあかるい屋根」(藤井道人監督)など色々なジャンルの作品を提供致します。そして今年のアニメ映画は人気ボーカロイド<ハニワ>ことハニーワークスをフィーチャーした「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP X LIP FILM X LIVE”」(室井ふみえ監督)です。
今年のオンライン映画祭はシングルチケットと、全作品を期間中に見放題の映画祭パスを用意いたします。前売りは5月に開始予定です。
是非今年もトロント日本映画祭をお楽しみください!